【頭痛】頭痛ダイアリーとトリプタン製剤 〜頭痛とわたし vol.5〜

ども。極度の頭痛歴18年、mtnです。

ここ2日、頭痛なく平和に過ごせております。感謝〜。

さて。今日はシリーズ 〜頭痛とわたし〜 の5回目、「トリプタン製剤と予防薬」についてお話しようと思います。

前回ははじめて頭痛外来に行って、頭痛の種類についてお医者さんから教えてもらったところまでお話しました。

自分の頭痛の種類を知る 〜頭痛とわたし vol.4〜

まずは薬物乱用頭痛から抜け出そう


頭痛には種類があり、わたしは「緊張型頭痛、片頭痛、薬物乱用頭痛の合せ技」だという診断をされました。

ちなみに「薬物乱用頭痛」という名称は、あまりよくない連想をさせてしまうということで現在は「薬剤の使用過多による頭痛」と呼ぶことになっているそうです。

たしかに誤解を生む名称でしたよね…

(以下ではわたしが診断を受けた当時の「薬物乱用頭痛」と書きますがお許しください)

お医者さんからは、

「まずは薬物乱用頭痛から抜け出そう」

と言われました。

文字通り、いままで鎮痛剤をむやみやたらと乱用してしまっていたので、それをやめようということでした。

わたしの場合、痛くなったときはもちろん、痛くなりそうな予感がしたときや痛くなってほしくない用事があるときにも飲んでいたので、月の半分以上飲むことも多々ありました。

一日に2,3回飲むこともあったので、まさに乱用・使用過多です。

薬物を乱用していると、薬物乱用による頭痛なのか、他の緊張型頭痛・片頭痛なのか区別がつきずらくなるという問題もあります。

なので、まずはそこから抜け出す必要があるとのことでした。

頭痛に合った根本的な治療をしよう


抜け出すのはいいけど、それはつまり鎮痛剤を飲むことをやめるということですよね。

じゃあどうするの??そんなの痛くて耐えれません。

お医者さんは、

「これからは鎮痛剤はやめて、頭痛に合った根本治療をしよう」

といいました。

どゆこと?と思い、続けて聞くとこんな感じでした。

鎮痛剤は文字通り痛みを鎮める薬で、頭痛が起きた原因は置いといて、痛みを脳が感じないようにさせるというものです。

痛み自体は発生しているけど、それを脳が認識しないように働きかけているわけですね。

そうではなくて、そもそも痛みが発生する原因を取り除こうよということでした。

なるほど〜です。

ここでお医者さんからもう一言。

「根本治療をするためにも、まず自分の頭痛について知らないといけない

わたしの場合、緊張型頭痛も片頭痛もあり、治療法がそれぞれ違います

そのため、自分に起きている頭痛がどちらの頭痛なのかを都度自分で区別できないといけません。

緊張型頭痛なのに、片頭痛の治療薬を飲んでも意味がないですし、逆もしかりです。

頭痛ダイアリーを書いて、自分の頭痛を知ろう


もっと正確に自分の頭痛について知るためにお医者さんから提案されたのが、

「頭痛ダイアリー」

でした。

頭痛ダイアリーには以下のようなことを書きます。

頭痛ダイアリー

・頭痛が起きた時間帯(午前・午後・夜)

・痛み方

・吐き気の有無

・予兆の有無

・飲んだくすり

・くすりが効いたかどうか     etc

これらを毎日記入します。

め、めんどくさそーと思いました汗

頭痛ダイアリーを続けていくと、だんだん自分の頭痛の特徴がわかってきます。

雨やくもりの日に起きてるなとか、精神的にストレスがあったときに起きてるなとか、ここが痛くなりやすいなとか。

頭痛ダイアリーによって、まずは「自分の頭痛について詳しく知ること」ができます。

それによって、「どんな治療をすればいいかわかり」ます。

(実際には、明確な対処・治療法が見つからなかったりするのが頭痛のやっかいなとこですが…)

トリプタン製剤と頭痛予防


次に実際の治療法についてお医者さんから提案を受けました。

片頭痛の治療法

まずは、片頭痛については、「イミグラン」というトリプタン製剤の服用です。

トリプタン製剤にもいろいろ種類があり、人によってどれが効くかは違いがあるとのことで、まずは「イミグラン」

から試してみることになりました。

現在トリプタンには「スマトリプタン」「ゾルミトリプタン」「エレトリプタン」「リザトリプタン」「ナラトリプタン」がありますが、イミグランは「スマトリプタン」ですね。

当時はトリプタンとかもよくわかってなく、「片頭痛のくすりがいろいろあるけど、まずはイミグランから試してみる」ということしか理解できてませんでした。

トリプタン製剤の詳しい効用、作用機序については、専門のサイトを見ていただけたらと思います。

かんたんに説明しますと・・・

トリプタン製剤とは???

片頭痛の原因の一つとして、収縮した血管が過剰に広がって起きていると考えられています。

血管が過剰に広がると神経(三叉神経)が刺激され炎症を起こしてそれがさらに神経を刺激し、それが痛みとして現れているそうです。

そこでトリプタン製剤は、血管の収縮作用や炎症にたいして働きかけ、痛みが起こる原因をなくそうというものです。

まずは「イミグラン」から試してみて、効かなければ他のくすりも試すことになりました。

また頭痛ダイアリーをつけてみて、片頭痛の回数が多いようであれば今後「予防薬」も飲んだほうがいいかもしれないと言われました。

そのまえにできることとして、チーズやチョコレート、ワインなどを控えるように言われました涙

緊張型頭痛の治療法

緊張型頭痛は、首や肩のコリなどの筋肉の緊張や、精神的なストレスが原因で起きます。

なので、まずは姿勢の改善、ストレッチやマッサージでのコリ改善をするよう言われました。

蒸しタオルなどでの血流改善も試すよう言われました。

それでも痛みが引かない場合は、最終手段として鎮痛剤を飲むようにとのことでした。

治療法を試してみて・・・


いっきにいろいろ教わったため、パンクしそうでしたが、ひとまず教わったとおりに治療に取り組みました。

毎日「頭痛ダイアリー」を記入して、「イミグラン」を試し、ストレッチや整体、蒸しタオルも試してみました。

3ヶ月位して徐々に効果が現れてきました。

現れた効果

緊張型頭痛か片頭痛か自分で区別できるようになってきた

鎮痛剤を飲む量がかなり減った

 ⇒月20回は飲んでいたが、5回程度に

鎮痛剤が効くようになってきた

 ⇒ほとんど効果がなかった鎮痛剤が効くように!

ただ、一つ大きな大きな問題がありました。

「イミグラン」が効かない・・・。

わたしには「イミグラン」が合わなかったのか、あまり効きませんでした。

まったく効かないわけではなかったのですが、効き目が薄い・・・

というわけで、そこから様々なトリプタン製剤を試していくことに・・・なるかと思いきや、このあととんでもない展開に・・・

今日はここまでにしまーす。

頭痛ダイアリー、おすすめですよ。


今日紹介した「頭痛ダイアリー」、頭痛がひどくて悩んでいらっしゃる方でまだ使ったことがない方、是非試してみてください。おすすめですよ。

わたしもめんどくさそーと思いましたし、実際めんどくさかったですが、自分の頭痛についてよくわかりますし、対処法がわかるようにもなります。

わたし自身、もっとひどくなるまえに頭痛ダイアリーで自分の頭痛について知って、正しく治療を受けていたらなぁと思ったりします。

次回は、これで頭痛の悩みが少しずつ解決されていくかと希望をいだいていたわたしに起きた、予想だにしない悪夢「群発頭痛」についていよいよお話したいと思います。

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